【永田 春樹】UTMF2015、レース完走レポート。
今年のUTMFは開催初となる悪天候。完走率は「41.5%」と低く(2014年度は59.7%、2013年は73.26%)、大変厳しいレースとなりましたが、永田の完走タイムは34時間24分24秒、堂々の125位で完走してくれました。以下本人からのコメントです。
【スタートラインに立つまで】
今年は100マイル完走を目標に定め、トレラン会のレジェンド鏑木毅さんが主催の
チーム100マイルに応募、熱い想いを綴った作文にて無事書類選考を経て入部する事
ができました。
月1回の鏑木練で学んだ事を普段の練習にも生かし、徐々に自分でもレベルアップしている実感があり、6月にはチームトータスから1ランク上カテゴリーのチームラビットに昇格する事もでき、自信をつけた私は
UTMFの目標を
「サブ30時間 100位以内」
と目標設定して本番に挑みました。
【レース】
スタート前、ダブ鯖チームメイトからLineで「とにかく前半はゆっくり、勝負は120kmを過ぎてから!」とアドバイス
を貰い、いつも前半を飛ばして中盤以降つぶれる事が多いので、アドバイス通りかなり前半は押さえました。
スタート~700人近くがリタイアしたと聞いた前半山場の天子山地を超えた富士宮エイド(69.6km地点)までは290位前後。
自分ではかなりゆっくりに感じてましたが、チーム100マイルの普段私よりも走力がある方がずっと同じ位のペースだったので、焦らずマイペースを貫きました。
富士宮エイド~子供の国エイド(90.2km地点)までが今回の自分の中では一番辛い区間でした。とにかく眠い!!眠い~!!!時間はAM3:00~7:00頃だったでしょうか?長い夜の終盤に過酷な天子山地を超えてきた疲労に加え、単調な林道がひたすら続き、何度も道ばたで寝ようかと思いました。この区間の区間順位は411位とデータにもつらさが表れてました。
子供の国を出た位で日が差して来て、ここからゴールまで80kmもあったのですが、ここから突然スーパーマリオ状態に突入。さっきまでの眠さがどこかに吹き飛んでしまい、覚醒して疲労もあまり感じなくなりました。どこかでまた辛くなるんだろーな~と覚悟して走ってたのですが、なんとなんとスーパーマリオ状態がゴールまで続いてしまいました。
順位も知らぬ間にみるみる上がって行き、最終的に125位まで上がっていました。
ダブ鯖チームメイトのアドバイスが見事的中した形でした☆
【リザルト】
125位 34:24:24
サブ30時間 100位以内の目標には届きませんでした。
【感想】
中盤~後半がスーパーマリオ状態だった事もあり、とにかく楽しかった印象が強いです。
家族と会社の仲間がサポートしてくれた事もあり、エイドにたどり着くのが楽しみでしょうがなく、それを何度か繰り返していたら170km走りきってたという印象です。
逆に思うのは、サポートがなかったら果たして感想できたのかたなと思うほど、サポーターがいる事でのメンタル面では救われました。
大会の規模、盛り上がり、コース、エイドの充実、さすがUTMFで、これまでの大会とは規模が段違いでした。
100マイルを完走できた満足感はありますが、チーム100マイルの中では17位/20人中。カテゴリーが下の女性の方にも負けているとても誇れるリザルトではありませんでした。なので来年は必ずリベンジしたいです!!
目標は50位以内!!
ダブ鯖たいした事ね~なって思われないようにも、練習あるのみですね!
また本レースには永田の同僚で、ダブ鯖新加入の三田村がサポートに入ってくれました。その三田村からもコメントを。
永田春樹さんのサポートとして春樹さんの奥さん、会社の同僚と回らせてもらいました。
率直な感想としては、過酷なレースだなと、選手でない応援側も思えるほど大変なレースでした。
前日の雨で地面はグチャグチャ、、、エイドの入ってくる選手全員が泥だらけ。蒼然とした顔つきでエイドに入ってきます。地面がスリップして走れなかったのか、渋滞もすごかったようです。春樹さんは、待ち合わせの予定をしていたエイドに約二時間遅れで入ってきました。仕事の都合で、スタートは見送れなかった為、レーススタート後初めて会ったのですが、案外悠々とエイドに入ってきたなーという印象でした。
そのあともエイド毎に到着予定時間を設けて、春樹さんを待ちました。エイドでのサポートは混雑を避ける為、選手一人につき一人というルールです。サポート側にもゼッケンが配られます。基本的には奥さんがサポートされ、私たちは外から応援という流れでした。
サポートしていて思ったことは、サポート側も色々大変だということです。寝る時間もなく、移動、買い出し、補給の準備、お湯の準備、カットフルーツ準備など、ゆっくりしている時間はあまりなかったです。
そんなこんなしているうちに、ゴールまであっという間で、ゴールの瞬間は本当に感動しました。サポート側としても非常に楽しめるレースでしたが、来年は走力をつけて、是非参戦したいレースです。
レポートからも壮絶感が伝わってきますが、来年はダブ鯖からもっと多くのメンバーが参加することでしょう!
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